節税と納税
永遠のテーマ、節税と納税。
税理士と言っても、三者三様、色々な考えを持っています。
あくまでも私の個人的な考えであることをご了承ください
節税。
税法に則り、様々なスキームで対策を講じることによって、納めるべき税額が減少する効果を得ること。
AとBという方法があるが、最も有利な方法を選択することはもちろん大前提です。
決算前に賞与引当金(決算賞与)を設定する、法律に則り正しく支給する等々。
取引先の倒産に備え倒産防止共済に加入する、損金算入要件を満たす形で前納する等。
沢山策はあります。
自社の資金繰りや状況を踏まえ、最善かつ必要な策を講じますが、不要な節税対策?はおすすめしません。
大幅に節税できたけども、決算期末より現預金が大幅に減少して、その後の資金繰りに悪影響を及ぼすのは本末転倒。
納税なくして会社の経営基盤は強化されません。
ざっくりの説明ですが、借入なし・欠損金(過去の累積赤字)がない状態で、100万の利益が出たとして法人税等が30万かかった。
預金が100万あってそこから30万納税。残ったのは70万。
30万も税金払うなら・・・と損金算入要件を満たす対策として、100万をボーナスやあらゆることに使った。納税は当然ゼロ。預金も0.
極端な話ですが・・・
そのように考えられる方もいらっしゃいます。
日本にいる限り致し方ないです・・・
税金は必要経費の一部と考えて、頑張っている従業員に要件を満たす形でボーナスを出す等、一定枠で対策を講じて納税も行う。
何事もバランス良く、7割は手元に残ると発想を変えてみてはいかがでしょうか?
納税を行う=順調に黒字経営=金融機関からの評価も上がり、必要な時に必要な資金調達を有利な条件(低利)で行える、等々。
私個人も毎年納める税金に悲鳴を上げたいですが・・・
納めないと内部留保(お金が増える)が増えませんし、生活がより良くなりませんので・・・
でも、一生懸命働いて納めた税金の使い道に関しては・・・
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この記事を書いた人
愛子先生
札幌市で4児のママ税理士として、愛子税理士事務所を経営しています。法人・個人事業者の顧問はもちろん、相続税をはじめ資産税もオールマイティーに対応しています!